コンセプト Concept

お客さまに小さな驚きを提供する会社。

FoodとMark

合同会社フードマークは、2015年4月、宮崎で創業しました。私たちのビジョンは、
「ありそうでなかったものをカタチにし、小さな驚きを提供すること」。

2015年9月、乾燥食品ブランド「ひなたのほしものがたり」を立ち上げ、乾燥食品の開発、製造、販売を始めました。
そして2022年、文房具・生活用品のブランド「ひなたのしおだまり」から、一本のステンレス線でつくったクリップを発表しました。

食品と文房具。

一見すると、まったく違うものをつくっている会社に見えるかもしれません。
でも、私たちにとって、その二つはそれほど違うものではありません。

「これは、本当にこのままでいいのだろうか。」

身近にあるものをもう一度見つめ、余分なものを取り除き、別の可能性を考えてみる。
Foodでも、Markでも。私たちがやっていることは、同じです。

ひなたのほしものがたり

創業した宮崎は、海にも山にも恵まれた場所です。
そんな宮崎を感じてもらえる商品をつくりたいと思い、最初にカタチにしたのが、お魚ジャーキーの「まぐろ」でした。

私の父は漁師でした。
幼い頃から魚はいつも身近にあり、最初の商品に魚を選んだことは、私にとってごく自然なことだったのかもしれません。

お魚ジャーキーの味付けは、商品になってからも幾度となく変わってきました。
それでも、その根っこにあるのは、母がつくっていた魚の干し物の味です。

ところで、「乾燥食品」と聞くと、何を思い浮かべるでしょうか。
ドライフルーツ。
乾燥野菜。
魚の干し物。

私たちがつくっているのは、そうした誰もが思い浮かべる乾燥食品だけではありません。

漬物を乾燥させた「ドライ漬物」。
独自の製法でつくる、常温保存可能な「焼きチーズ」。
常温で長期保存できる「ドライチーズケーキ」。

「これも、干したらどうなるだろう。」

そんな小さな疑問から、これまで見たことも、食べたこともなかったような「ここにしかない、干しもの」をつくってきました。
でも、すべてが商品をつくることから始まったわけではありません。
ドライフルーツをつくり始めたきっかけは、果物の皮を上手にむくことが難しくなった母に、果物を食べてもらいたかったから。
焼きチーズは、受験勉強をしていた娘の夜食としてつくったものが始まりでした。

「こんなものがあったらいいな。」
そのとても個人的で、小さな思いが、いつしか商品になっていきました。

お魚ジャーキー まぐろ

ドライスイーツ チーズケーキ
ichi-clip

ichi-ring

ひなたのしおだまり

2022年、私たちは食品ではないものを初めて商品にしました。
最初につくったのは、クリップです。
紙を留めるという、とても単純な道具。

すでに世の中には、たくさんのクリップがあります。

それでも、
「クリップは、本当にこのカタチでなければならないのだろうか。」と考えてみました。
一本のステンレス線を曲げ、できるだけ少ない要素で、紙を留める。

そうして生まれたのが「ichi-clip」です。
その後、一本のステンレス線から、鍵をつなぐための「ichi-ring」が生まれました。
クリップも、キーリングも、ずっと以前から私たちの身近にある道具です。

だからこそ、私たちは考えます。
「もっと違うカタチがあるのではないか。」
新しい機能をたくさん加えるのではなく、むしろ減らしてみる。
当たり前だと思っていたカタチを、一度疑ってみる。
完成されたように見える身近な道具にも、まだ別の姿があるのではないか。

私たちは今も、そんなことを考えながら、新しいモノづくりを続けています。

ありそうでなかったもの

乾燥食品と文房具。
素材も、つくり方も、使われる場所も違います。
けれど、その始まりにはいつも、

「こんなものがあったら。」
「これは、もっと違うカタチにならないだろうか。」

という小さな問いがあります。
新しいものをつくることだけが、創造ではないと思っています。
すでにそこにあるものを、もう一度見る。
当たり前だと思っていることを、少しだけ疑ってみる。
そして、できるだけ簡素に、必要なものだけを残してカタチにする。

rethink what is already there.

食べたとき。
手にしたとき。
使ってみたとき。

「あ、こんなのもあるんだ。」

そんな小さな驚きが生まれたら、私たちにとって、それ以上に嬉しいことはありません。

FoodとMark。

これからも私たちは、食とモノの間を自由に行き来しながら、
身近なところにある「まだないもの」を探し続けます。

ありそうでなかったものを、カタチに。